三重県の中小企業様で助成金申請をお考えの方へ 正社員転換と就業規則

三重県の中小企業様で助成金申請をお考えの方へ  正社員転換と就業規則　

（厚生労働省のHPで公開されえていますキャリアアップ助成金正社員転換Q&Aからの引用）

Ｑ－１ キャリアアップ助成金の支給要件 や助成メニュー等 について、令和４ 年 ４ 月１日から変更はありますか。

Ａ－１ ○令和４年度の取組より、有期雇用労働者を無期雇用労働者に転換等した場合に係る助成措置を 廃止 しました。 　これは、無期雇用者を正社員に転換コースがなくなりました。 ○転換等した後の正規雇用労働者は 、賞与 または 退職金制度の実施 および 昇給 の実施が 規定されている就業規則 等 が 適用されている必要があります。 　転換日が令和４年１０月１日以降の場合 ○正規雇用労働者への転換等した後に試用期間を設けている場合、正規雇用労 働者に転換等したものと見做しません 。 　転換日が令和４年１０月１日以降の場合 ○転換前の雇用区分について、賃金の額又は計算方法が正規雇用労働者と異な る雇用区分の就業規則等が ６か月以上 適用されている必要があります。 　転換日が令和４年１０月１日以降の場合 　就業規則の施行日が転換日の６か月以上前であることが必要ということです。 〇令和３年12 月 21 日 に創設した「人材開発支援助成金の特定の訓練修了者を 正社員化した場合の加算」の 対象となる訓練を追加します。 　　９５０００円の加算対象です。

 

ここからは、キャリアアップ助成金マニュアルからの引用です。

 

1.転換（直接雇用）制度の就業規則等への規定例

　第○条（正規雇用への転換）
　1.　勤続○年以上の者または有期実習型訓練修了 者で、本人が希望する場合は、正規雇

　　　用に転換させることがある。
　２.　転換時期は、原則毎月１日とする。ただし、所属長が許可した場合はこの限りでは　　

　　　ない。（転換時期は賃金締日の翌日にしましょう）
　３.人事評価結果として ｃ 以上の評価を得ている者または所属長の推薦がある者に対し、

　　　面接および筆記試験を実施し、合格した場合について転換することとする。　

　　　（人事評価の結果まで記載していなくてもいいように思います。）

 

2.賞与、退職金、昇給の就業規則または労働協約への規定例

①昇給の規定例

　第〇条（昇給）

１.　昇給 は、勤務成績その他が良好な労働者について、 毎年〇月〇日 をもって行うもの

　　とする 。
２.　顕著な業績が認められた労働者については、前項の規定にかかわらず昇給を行うこと

　　がある。
３.　昇給額は、労働者の勤務成績等を考慮して各人ごとに決定する 。

（4.1項に関わらず、会社の業績の著しい低下その他やむを得ない事由により昇給を行わな

　　い場合もある。という項を入れておくといいでしょう）

②賞与の規定例

　１.　賞与 は、原則として、下記の算定対象期間に在籍した労働者に対し、会社の業績等

　　　を勘案して下記の支給日に支給する。ただし、会社の業績の著しい低下その他やむを

　　　得ない事由により、支給時期を延期し、又は支給しないことがある。
　２.　前項の賞与の額は、会社の業績及び労働者の勤務成績などを考慮して各人ごとに決

　　　定する 。

　　3.算定期間と支給月を明示しておきましょう

　　　　　　算定期間

　　　　　月　日　～　　　月　　日　・・・　〇月に支給

　　　　　月　日　～　　　月　　日　・・・　〇月に支給　

③退職金の規定例

　第〇条
（退職金の額
１　退職 金の額は、退職又は解雇の時の基本給の額に、勤続年数に応じて定めた下表の 支

　給率を乗じた金額とする。
２　第 〇 条 により休職する期間については、会社の都合による場合を除き、前項の勤続

　　年数に算入しない 。
第〇条
（退職金の支払方法及び支払時期
退職　退職金は、支給事由の生じた日 から〇か月 以内に、退職した労働者（死亡による退

　　　職の場合はその遺族）に対して支払う。

（退職金の詳細は、退職金規程等を別に作成することもおすすめです。）

 

今回は、キャリアアップ助成金正社員化コースに関して就業規則への書込み方を紹介しました。

 

　これから正社員への転換をお考えの事業所は、是非就業規則を見直してください。

 

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