令和６年度キャリアアップ助成金正社員化コースのご案内

- キャリアアップ助成金正社員化コースの概要

キャリアアップ助成金の正社員化コースは、有期雇用や無期雇用の労働者、派遣社員などの非正規雇用者を正社員に転換するか、直接雇用する事業主を支援する制度です。支給額は最大で1人につき80万円です。ソース

⚠️ 注意点 入社3か月で正社員に転換された方は、助成金の申請対象外となりますのでご注意ください。申請期間が2期に分かれるため、正社員転換後、6か月雇用後に1期目の申請をする必要があります

キャリアアップ助成金は有期契約労働者や派遣労働者など非正規雇用の方を正社員として雇用する事業主に対して助成金を支給する制度です。令和6年度の正社員化コースでは、以下のような概要と注意点があります。

【概要】

対象となる非正規雇用労働者を正社員化(無期雇用化)し、6か月以上雇用した場合に助成金を受給できます。

　正社員化後の賃金に応じて助成額が決まり、最大80万円支給 、正社員転換の日から起算して原則7ヶ月目の支払賃金日までに申請が必要です。

【注意点】

①　対象となる労働者は、転換時に一定の要件を満たしている必要がある(継続雇用年数など) 

②申請期間が2期に分かれており、1期目が転換後6か月の支払賃金日の翌日から2か月以内、2期目は5か月後の1か月以内 7

6か月の雇用継続義務があり、途中で離職した場合は一部または全額返還が必要

③支給申請の準備(労働条件通知書や賃金台帳の準備)が重要 5

企業にとってメリットが大きい助成金ですが、受給条件や手続きの準備を十分に行う必要があります。

【メリットとデメリット】

キャリアアップ助成金正社員化コースのメリット

・お金が提供されることと、要件を満たせば確実に受給できる点が挙げられます。

・雇用の安定化 正社員化コースは、有期雇用労働者を正社員に転換することで、雇用の安定化が図れます。正社員は長期的な視点で人材を育成しやすく、従業員のモチベーションとロイヤリティの向上が期待できます。

・人材確保と定着
　優秀な人材を正社員として確保・定着させることができます。非正規雇用からのキャリアアップのチャンスを与えることで、従業員の満足度が高まり、離職リスクが低減します。 

・助成金の受給 正社員化した労働者1人につき、最大80万円の助成金を受給できます。人件費の一部をカバーできるため、企業の財務的な負担が軽減されます。

 

 キャリアアップ助成金正社員化コースのデメリット

・助成金の受給までに時間がかかることがあります。正社員化コースの場合、支給申請から支給決定まで半年かかる場合があります。

・申請手続きの煩雑さ 助成金申請には、書類の準備や提出、要件の確認など、一定の手続きが必要です。中小企業にとっては、事務的な負担が大きい可能性があります。 

・支給までの時間的ギャップ 助成金の支給決定までに半年以上かかる場合があります。正社員化後すぐに助成金が入るわけではないため、一時的な資金ショートが発生する可能性があります。 

・人件費の上昇リスク

　正社員化により、賃金や手当、社会保険料などの人件費が増加する可能性があります。助成金ではこのコストを完全にカバーできない場合があります。