助成金を活用したい経営者の皆様に向けたご提案①

キャリアアップ助成金で人材を確保！
非正規雇用から正社員へ

　　　　キャリアアップ助成金とは？ 
企業の成長と従業員のキャリアアップを支援
　キャリアアップ助成金は、主に非正規雇用労働者の正社員化や処遇改善に取り組む企業に対して助成金を支給する制度です。企業が非正規雇用労働者の正社員化や給与改定、社会保険適用に伴う支援を行うことで、雇用の安定や生産性向上を図ることを目的としています。
この制度の活用により、企業は労働力の確保や従業員の意欲向上につながる効果が期待できます。

　　　助成金の主なコースと支援内容
キャリアアップ助成金には複数のコースがあり、企業が選択する取組内容に応じて助成金が支給されます。
以下に、主なコースをご紹介します。

1. **正社員化コース**  
   有期雇用や無期雇用の従業員を正社員に転換する企業に対する助成金です。中小企業の場合、有期から正社員へ転換した場合1人あたり最大80万円が支給されます。
また、母子・父子家庭の労働者や特定の訓練を受けた労働者を対象とする場合、さらに加算されることがあります。

2. **賃金規定等改定コース**  
   非正規雇用労働者の基本給を一定の割合で増額する場合に支給されます。中小企業が3％以上5％未満の増額を行うと5万円、5％以上の増額の場合6.5万円が支給されます。

3. **社会保険適用時処遇改善コース**  
   新たに社会保険の適用を受ける労働者に対し、賃金を15％以上増額する企業に支援されるコースです。
労働者1人あたり最大50万円が支給され、段階的に賃金を増額する取り組みに対して支援が行われます。

**キャリアアップ計画の提出が必須！**

　キャリアアップ助成金の支給を受けるためには、取り組み開始前に「キャリアアップ計画書」を管轄の労働局に提出する必要があります。
計画書の提出後、6か月間の賃金支払い実績などの要件を満たすことで、申請が可能となります。

**注意点と申請時のポイント**
　キャリアアップ助成金を申請する際には、以下のポイントに注意しましょう。

**労働保険料の納入状況**や、**労働関係法令の遵守**が重要です。
違反があると助成金が不支給になることがあります。
 助成金は年度ごとに制度の変更が行われる可能性があるため、最新情報を確認することも大切です。
**まとめ**

キャリアアップ助成金は、非正規雇用労働者のキャリアアップや企業の成長を支える心強い制度です。人材確保や従業員満足度向上を目指す企業にとって、この助成金の活用は大きなメリットとなるでしょう。